Style arena is generally the Japan Fashion Association has operated.

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2016.12.13

"Food Analyst CHIHARU Selection"
Japan madeの「メロンパン」にLOVE!

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 東京には海外から入ってくる有名ブーランジェリーも数多く、最近ではフランスのブーランジェリーで本格的な修業を積んだブーランジェが日本に開業したり、また首都圏には古くからある町のパン屋さんが多くの人から愛され続け、今になってもなお大人気の店があったりしますよね。
もちろん首都圏だけでなく、最近は全国に魅力的なブーランジェリーや町のパン屋さんが存在し、地元の食材などを見事に組み合わせた個性ある、地方色豊かな独自の美味しいパンを売っているお店も沢山あり、これは、日本人の器用さや几帳面で丁寧な仕事をする気質のたまものでもあると思います。

 

本格的な世界各国のパンも魅力的ですが、最近では、日本独自の風土や文化から生まれた“日本発祥の菓子パン”というジャンルが海外の方からも注目されているのはご存知ですか?

今回は、日本で生まれ、年月を重ね更に進化したパンの中でも、代表格の「メロンパン」をご紹介します。

 

「メロンパン」は、パン生地の上に甘いビスケット生地(クッキー生地)をのせて焼いた甘いパン。

名 前の由来には諸説あり、1910年に満州のホテルから日本の帝国ホテルに引き抜いたアルメニア人のパン職人イワン・サゴヤン氏がフランスの焼き菓子ガレッ トを元に発明したという説や、駒込木村屋の店主であった三代川 菊次氏が、新しい菓子パンとして昭和5年に実用新案登録したものの製法や形状が、現在の 「メロンパン」によく似ているとも言われ、これをルーツとする説など、いくつもの説が存在します。

 

歴史を紐解くと、その形状や呼び名は、地方によっても異なっていたようですが、表面のビスケット生地に数本の筋や格子状の溝が入れてある様が、マスクメロンの模様に似ている事から、現在は「メロンパン」といえば、半球状が主流。

 

 日本アニメが欧米をはじめ、世界中で人気なのも周知の沙汰ですが、実は、人気漫画にも「メロンパン」が出てくることは多々あり、日本旅行が出来たら食べてみたい食べ物としても外国人観光客に人気だそうです。

中には、カスタードクリームやホイップクリームをサンドしたものや、今年はアイスキャンディーにメロンパン味までが登場。

ま た、行列を作った〝アイスメロンパン〟など、焼きたてのメロンパンに冷たいアイスクリームのコンビネーションが若者に大人気だったニューフェイス達も現れ たりして、アレンジされた物も楽しいですが、今月は、王道で究極のふわふわサクサクの「メロンパン」をご紹介させていただきたいと思います。

 

 

【 久栄 】
( 東京都中央区月島1-21-3 )

 

 もんじゃ焼きで有名な「月島」で、もんじゃ焼きに負けず劣らずの大人気を誇る「メロンパン」のお店。
いつ行っても焼きたてを食べることが出来るという〝焼き立て〟に拘った「メロンパン(180円)」は、驚くほどフワフワで、ビスケット生地部分も薄めでサックサク。
そのビスケット部分を焼き上げたラスク「ハイラスク・ロイヤル(330円)」も人気商品です。

 

   

 

見事な半円形で美しい網目が、これぞメロンパンと言う感じの美しい出来栄え。

 

焼きたてのホカホカなので、パンが蒸れないよう紙袋に入れて渡してくれます。

お店の前には、すぐに食べたい人の為にベンチを用意してくれている嬉しい心遣いが素敵。是非、出来立てを食べてみて欲しいですね。

 

 

 

メロンパンの外側のビスケット生地を低温で じっくり焼き上げた「ハイラスク・ロイヤル」。

 

 

【花月堂 本店】
( 東京都台東区浅草2-7-13 )
 

 

 週末には行列が絶えることなく、2000個以上売り上げるという「元祖ジャンボ めろんぱん(200円)」。
こちらも中はふわふわ、外はサクサクで一度食べたら病みつきになると評判の人気店。
多くのテレビ番組でも取り上げられており、浅草と言う立地も手伝い外国人観光客も数多く訪れています。
花月堂の「元祖ジャンボ めろんぱん」は、約3時間(通常のパンの3倍程度)の時間をかけて、じっくりと低温長時間発酵する事によって、きめの細かい生地となり、通常のパンには見られないふわふわの食感を生み出しているそうです。

 

 

 

 
 

「めろんぱん」以外にもアップルパイやソフトクリームも販売。色々な物を買って、友達同士でシェアするのも楽しそうですね。

 


カウンターで「めろんぱん」を注文すると、すぐに食べるか、持ち帰るかを聞かれ、持ち帰る場合は、粗熱を取った、冷めた「めろんぱん」を渡されます。

 

 

 

 

 

 

 

この時は、もちろん出来たての温かい物を注文。美しい焼き色と甘い香りは商店街の辺りに充満しているので、ついつい引き寄せられますね。

 

 

「花月堂」さんでも、もちろん店内にベンチが用意されているので、出来たてをその場で座って食べられます。

 

 

 

(―社)日本フードアナリスト協会 認定講師 1級フードアナリスト

Chiharu Saito

日本全国の市町村で食材探しや、世界70都市以上での食べ歩きにより、訪問した飲食店は1万件超。
数多くの食文化大使も務め、TV番組「いきなり!黄金伝説。」の食企画では複数の企画を担当し、情報提供やコメンテーターとして出演中。
その他、月刊誌のライター、コラムの執筆、Webマガジン連載、大手企業へのレシピ提案、ジャパンフードセレクション審査員、イベントトークショーへの出演等、幅広く活動する食の情報の専門家。

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