スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

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2021.02.14

コラムVol.133『冬ブーツの新定番』

  • Category FASHION

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ひざ下丈がキーワード

 

 19-20A/Wから着用者数が増えている「ロングブーツ」。昨シーズンは、一見ショートブーツに見えて、その実ソックスとして繋がっている物がトレンドに浮上し、新たなブーツの形が見えた。20-21A/Wは昨シーズンよりも更に人気が加速し、本格的に大ブレーク。中でも人気を博したのは「ひざ下丈」のロングブーツだ。

 

 

 特にラバーソールロングブーツなどの少し重厚感のある物がストリートに親しまれている。「ボッテガ・ヴェネタ」、「セリーヌ」、「プラダ」のラクジュアリーブランドがコレクションで発表し、再注目を浴びたロングブーツで、「GU」などのプチプラブランドでも展開されるようになった。

 

 

 ヒールはフラットや3~5cmのチャンキーヒールが主流で、昔流行ったロングブーツとは全く違う。チャンキーヒールは程よく脚長効果があって、何より歩きやすい。コンフォートの要素も備えたブーツと言っていいだろう。

 

 

 ストリートで印象的だったコーディネートは「ミニ丈ボトム」との組み合わせ。肌見せをすることで、ヘルシーで抜け感を作れ、ブーツの重厚感とのギャップも演出できる。例年、秋冬は肌見せしているコーディネート自体、ストリートでは少なかった。しかし、ロングブーツが流行ったことで増え始め、定着もしてきた。もちろん昨シーズンに引き続き「ロングブーツ×ロングボトム」も人気のコンビだ。

 

 

 20-21A/Wシーズンではまだ少なかったが、来シーズンはもっとラフで“長靴のようなブーツ”にも注目が集まると予想している。数年ぶりに回帰し、冬アイテムの定番となったロングブーツが今後どう変遷していくのか注目していきたい。

 

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