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韓国トレンドが集結!エンタメ、コスメ、ファッションまで、五感で体感する「KCON JAPAN 2025」
ファンとアーティストをつなぐ、韓国カルチャーのハブ「KCON」が今年も幕張メッセに出現。“体感する韓国”がここに。
KCONは、韓国の総合エンターテインメント企業・CJ ENMが2012年にスタートさせた、K-POPをはじめビューティー、フード、ファッション、ライフスタイルまでを網羅する韓国カルチャーの祭典。アメリカやフランス、タイなど14地域以上で開催され、累計来場者は210万人を突破するなど、世界最大級の“Kカルチャーフェス”として広がり続けている。その日本版として2025年5月9日〜11日に幕張メッセで開催されたのが「KCON JAPAN 2025」だ。
今年は3日間で延べ11万人が来場し、270の出展ブースと33組のアーティストによる多彩なプログラムが展開。K-POPライブやビューティー体験、韓国グルメの試食エリアに加え、推しと交流できる「MEET & GREET」や、ファンがステージに立つ「DREAM STAGE」など、韓国カルチャーの“いま”を五感で楽しめる場として、過去最大級の盛り上がりを見せた。スタイルアリーナはエンタメ要素だけではなく、ファッションとコスメトレンド軸を通して本年の「KCON JAPAN 2025」をご紹介。
ステージ衣装に見る、最新トレンドは「Y2K×ネオストリート」
今年のKCONステージでひと際目立ったのは、アーティストたちの“Y2Kリバイバル”と“ネオストリート”を融合させたスタイル。そして、そこに共通していたひとつは「デニム」の存在。インディゴやブルー、ダメージ加工、ルーズなワイドシルエットからトレンドのハーフパンツまでデニムアイテムを基軸に、モード感あるジャケットやポップなカラーアイテムを組み合わせるスタイルが多く見られ、まさに“今っぽい韓国ファッション”の縮図となっていた。
INI
INIは各メンバーらしい多様なデニムにツイードなどのキレイめのジェケットでコーディネート。アクセントにパールアクセやブローチモチーフを取り入れることで、華やかさをプラスしている。キラキラジャケットといったKPOPアーティスト"ぽい"スタイリングではあるものの、ワイドデニムやダメージ加工などのデニムのバリエーションや、足元にボリュームスニーカーor革靴を合わせるメンバーがそれぞれいるなど、衣装の中にも彼ら一人一人の個性が見てとれるところも注目ポイントだ。
ME:I
ME:Iはパンツスタイルはもちろん、ワンピースやジャケット、ミニスカートやグローブ、キャスケットまであらゆるアイテムにデニムを散りばめていた。メンバーそれぞれの個性を活かしたY2Kスタイリングをしつつも、足元をイエローブーツで揃えることで見事にグループ全体の雰囲気を統一。ネクタイやアームウォーマーなどの小物使いもトレンド感があって◎。
TWS
TWSはお揃いのスタジャンにワイドデニムやハーフパンツでストリート感を演出。抜け感のあるカジュアルなスタイルでありながらも、ノンウォッシュデニムを合わせることでキレイめなムードも残している点はマネしたいポイントだ。足元には彼らのパワフルなダンスパフォーマンスを支えるボリュームのあるスニーカーをもってきている点もファンなら見逃さないはず。
ODD YOUTH
ODD YOUTHはピンクカラーやチェック、ぬいぐるみモチーフ、ヘアピンなどポップなアイテムを随所に取り入れてキュートさ全開。デニムを合わせつつもクロップド丈のトップスやタイツを合わせることで、カジュアルになりすぎない彼女たちの可愛らしさを存分に感じられるコーディネートが目を引いていた。
どのグループも共通していたのは、“抜け感”のあるデニムをベースに、自分たちらしいアクセントを加えている点。Y2Kやトレンドアイテムといったものに、いまの空気感をしっかり取り込んだファッションは衣装でありながらも、街で真似できるポイントを発見できることも、今のエンタメシーンらしい雰囲気だといえる。自分のファッションスタイルや好みに合った"推しコーデをよくするアイドル"を見つけることは、K-POPをより楽しめるきっかけになるかもしれない。
注目の韓国コスメブランドはこの3つ!KCONで見つけた“買い”アイテム
KCONの楽しみはライブだけじゃない。会場内には270ものブースが立ち並び、まるで“リアルな韓国横丁”のような賑わいを見せていた。ここからはスタイルアリーナが今注目する人気のコスメブランドから、連日賑わいを見せた各ブースをピックアップ。
“CICAケア”を広めたパイオニアブランド『SKIN1004(スキンワンオーオーフォー)』
敏感肌ユーザーから熱い支持を集めているSKIN1004は、マダガスカル産の高純度CICA(ツボクサ)エキスを配合したスキンケアブランド。KCONでもとくに注目されていたのが、肌を鎮静しながら潤いをチャージする「マダガスカルセンテラアンプル」。ベタつかない軽やかなテクスチャーで、インナードライやゆらぎ肌の救世主的存在。角質ケアができるPHA入りのシリーズも展開されており、"攻めすぎない攻めケア"が叶うのも嬉しい。
日本での購入:SKIN1004 公式ストア(Qoo10)
Instagram:@skin1004_japan
10秒でサロン帰りの髪に。バズり中のヘアケア『saranara(サラナラ)』
韓国のSNSや美容系YouTuberの間で話題を呼んでいるヘアケアブランド、saranara。人気の「ウォーターサロンシルクトリートメント」は、液体からクリーム状に変わるテクスチャーがユニークで、たった10秒でしっとりツヤ髪が手に入ると話題に。さらに、肌にも髪にも使える「パフュームヘイズ ヘア&ボディミスト」は、ヒアルロン酸と植物由来成分で潤いを与えながら、香りがふんわり長続き。香水よりもさりげなく香らせたい人におすすめ。
日本での購入:saranara_official公式ストア(Qoo10)
Instagram:@saranara.jp
ソウルの“女っぽモード”を叶えるコスメ『JAVIN DE SEOUL(ジャビン・ド・ソウル)』
洗練された韓国女子の“きちんと可愛い”を表現する、JAVIN DE SEOUL。代表作「ウィンクファンデーションパクト」はSPF50+の高いUVカット力に加え、薄づきながら毛穴をしっかりカバーしてくれる実力派。セミマットでよれにくく、撮影や長時間外出時にも頼れる仕上がり。さらに、アイシャドウにもチークにも使える「ウィンクアイシェードプライマー」など、マルチに使える時短アイテムも人気。忙しい朝にもぴったりだ。
日本での購入:JAVIN DE SEOUL公式ストア(Qoo10)
Instagram:@javindeseoul.jp
会場のあちこちに“韓国”が溢れる。見逃せない体験型ブースたち
コスメブランドブース以外にも、まだまだ楽しめるポイントがたくさん。bibigoやSamyang Foods、NONGSHIMといった人気フードブランドの試食コーナーでは、トッポッキやキンパ、美酢ドリンクなどがふるまわれ、本場の味をその場で体験。SNS投稿でグッズがもらえる企画もあり、友達同士で盛り上がる姿が目立った。
多くのブースが並ぶ中、目玉となっていたのが、OLIVE YOUNG(オリーブヤング)の大型ブース。「OLIVE YOUNG SCHOOL」をテーマに、トレンドコスメの展示やプロによるメイクアドバイス、限定サンプル配布まで、韓国好きにはたまらない内容がずらり。話題の新作に直接触れられるだけでなく、気になっていたアイテムを試せる機会として、多くの来場者が立ち寄っていた。体験して、手に取って、試して、もらえる。五感すべてで韓国カルチャーに浸れるのも、KCONならではの魅力だ。各ブランドブースでは、人気アイテムがお得に買えたり、サンプルがもらえるイベントを実施し終日人気を集めていた。
M COUNTDOWNステージに詰まった、夢のような3日間
(左)MCをするSUNG HAN BIN(ZB1) & JAEHYUN(BOYNEXTDOOR)、(右)D-LITE
3日間で33組が出演した「M COUNTDOWN」ステージには、K-POPのレジェンドからネクストブレイクまでが勢ぞろい。D-LITE(BIGBANG)、TAEMIN(SHINee)、HIGHLIGHTといったベテランに加え、ZEROBASEONE、INI、JO1、BOYNEXTDOOR、Kep1erなど新世代も熱いステージを披露。Stray Kidsや2NE1などのヒット曲をカバーしたスペシャルステージでは、アイドルたちへの“推し活”愛も爆発。ファンと共に作り上げた「DREAM STAGE」では、実際にファンがステージで踊るなど、まさに“夢が叶う場所”となっていた。
3DAYSのトリを飾ったZEROBASEONE
Kカルチャーは、“参加するもの”の時代
音楽を浴びて、推しに出会い、コスメやグルメまで楽しめる。KCONは、観るだけじゃない、“参加する韓国カルチャー”の総合体験だ。スクリーン越しでは味わえない、生の熱気とリアルな感動がそこにはある。トレンドを追いかけるだけじゃ物足りない、もっと近くでもっと深くカルチャーを感じたい!そんな私たちの「好き」に応えてくれる、いま最もホットなイベント「KCON JAPAN」に今後も期待したい。
【公演概要】 会場・時間 : 公式サイト:https://kconjapan.com 引用画像:「KCON JAPAN 2025」©CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved |