2013年の小田急線「下北沢駅」地下化以来、地上でも駅前再開発工事が始まり、アーケード街や商店も次々と消えて、しばらく下北沢はゴーストタウンのようになっていましたが、2019年、小田急線と京王線の改札口が分離して駅前がスッキリした頃から、また人が集まり始め、新しいショップもどんどん開店しています。
しかし、どうやらシモキタを訪れる人たちの顔ぶれは以前と違ってきているようなのです。
2021年には、以前のシモキタを代表する路地裏文化を残そうと、線路跡地にreloadという複雑に入り組んだショッピングモールもオープンしましたが、やはりキレイな外観と内装では、まったく雰囲気が違いますね。
今回は、シモキタを訪れる人たちの装いがどう変わったかを検証するため、駅前から古着屋が集まる北側の地区までをぐるりと回りながら、ファッションチェックをしてみました。
シモキタ・ファッションと言えば、以前から古着が有名で、価格帯も安いことから、若年層の古着好きがたくさん集まるイメージでしたが、今行ってみると、実に多彩なファッションに溢れ、渋谷や原宿にいそうなトレンディな人たちも多く見かけるようになっています。
もしかすると、外国人向けに品揃えする渋谷や原宿のショップを避けて、若者たちはこの新しい「シモキタ」に集まるようになってきたのかもしれませんね。
This time story coverage : Director : Yuri Suzuki, Assistant : Airi Kawaguchi, Photographer : Tetsuya Hineno