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2014.09

シモキタ Lovers

  • 撮影場所 下北沢
  • 撮影日 2014.08.25

解説

2013年3月に小田急線が地下化されたため、駅周辺が大幅に変貌しつつある下北沢。さらに防災・防犯の問題から道路整備や駅前ロータリーの計画も進められている。こういった状況の中、昔ながらの「シモキタ」の雰囲気はどんどん消え行く運命にある。
元々水田が多い農業地区であった下北沢村は、1927年の小田原線(現・小田急線)の下北沢駅開業以来、商業地区として栄えるも、1933年の帝都線(現・京王井の頭線)乗り入れや、新宿・渋谷・吉祥寺などへ容易にアクセスできる利便性から宅地としても人気を呼び、道路整備等が追いつかないまま急速な発展を遂げてしまった。それが善くも悪くも下北沢の魅力となっていった。
入り組んだ路地に適した雑貨屋・古着屋・生地屋などは昔から多く点在し、かつてはコットン・タウンと呼ばれていたこともあるらしい。また、劇場やライブハウスなども多い事から、役者やミュージシャンたちもたくさん集まり、庶民的だがオシャレで文化の香りもする独特の雰囲気が形成されて行った。
下北沢に集まる人たちのファッションは、古着屋が多い事、音楽をはじめとする大衆文化の拠点であることから、吉祥寺や高円寺と共通する面も多いが、シモキタのそれは、もう少し気取りが無くさりげない。例えば吉祥寺や高円寺へは、気合いを入れないまでも着替えてから行く感じだが、シモキタへは部屋着のまま行くような感じだろうか。ただし、その部屋着がすでにオシャレなのだ。
現在のシモキタには、昔ながらのそういった人種は少なくなり、もう少しキレイにまとまった人が増えたが、それでも今もオシャレに関心のある人が多い事だけは確かだろう。

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