日傘男子
@表参道
もはや日本の夏は35度を超すのは当たり前、40度超えもめずらしい事ではなくなりつつあります。
近年Mensでも美容に気を遣う人が増えていますし、いくら焼けているのがカッコいいと思っている男性でも我慢の限界を超え、直射日光下では命の危険も感じます。
昨年ごろから本格的に男性用の日傘も注目されるようになり、雨具やアウトドアメーカー各社から次々と日傘や晴雨兼用傘が売り出されています。さすがに男性の日傘で長傘はほとんど見かけませんが、折りたたみの日傘を差したり、手に持って歩いている姿はもうめずらしくもありません。
今回、おしゃれな人が行き交う表参道で日傘を持っている男性たちに日傘やファッションの話を聞きながら撮影させていただきました。
日傘を持っている人は、おしゃれを意識していない一般の人も含めて、全体的に見ると20代の人と50代以上の人が多く持っている印象でした。おそらく20代の人たちが日傘を持っている理由は、暑さ対策だけでなく、美容にも気を使い、紫外線対策として使用している人が多いと思われます。アンケート結果にも、日傘を選ぶ時のポイントとして、「UVカット」や「遮光性」をあげる人がほとんどで、日焼け止めも併用している人が複数いました。
対して50代以上の人は、本当に命や健康に危険を感じているのでしょう。スーツ姿に日傘という組み合わせも目立ちました。
撮影した人たちから聞いた、日傘購入の決め手になったポイントでは、遮光・遮熱の他、「サイズ」「耐久性」「値段」「色や柄」などです。サイズに関しては、持ち歩きに便利なコンパクトなモノという声がある反面、遮光性を重視して大きいモノという2通りの声もありました。
さらにデザインや色に関しては、シンプルで涼しげ、ファッションの一部として組み合わせやすいモノが人気です。モノトーンや紺、柄では細かいストライプなどが好まれているようです。
また、ワンタッチで開閉できるタイプも人気でした。重さも気にしていないわけではないのでしょうが、多少重くなっても片手で開閉できる便利な方が良いということかもしれません。
The staff for this project are :
Assistant Director : Miu Sakurai, Manami Hojo Director & Photographer : Hineno Tetsuya