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2025年最新!“韓国・ソウルの今”を凝縮。聖水→狎鴎亭→梨泰院、一日でまわるトレンド旅

 

トレンドの移り変わりが世界でも最速級といわれる街、韓国ソウル。近年は“エリア単位”でのアップデートが加速し、かつての工場街が最旬トレンドの発信地へと変貌を遂げた聖水(ソンス)、ハイセンスの熱を再燃させる狎鴎亭(アックジョン)、再び人々を惹きつけるカルチャーエリア梨泰院(イテウォン)と、街ごとに異なる空気感を楽しめるのが魅力である。最新のショップやカフェは単なる買い物の場ではなく、ライフスタイルや美意識をまるごと体感できる舞台。この記事では、2025年秋の各エリアのおすすめアドレスを厳選して紹介する。

 

聖水(ソンス)

工場街からリノベーションが進み、いまやソウルで最も勢いのあるエリアのひとつとなった聖水。カフェやセレクトショップはもちろん、ポップアップやギャラリーのように“更新され続ける街”として、常に新しい体験を求める若者でにぎわう。

 

Scene(シーン)

 

吹き抜けのある開放的な空間で、1階は香り高いロースタリーカフェ、2階はファッションや雑貨を取り揃えたセレクトショップという二面性を持つ。

 

 

ここでは週末ごとに新しいブランドが顔を出し、アクセサリーのカスタマイズイベントや期間限定のコラボ展示なども頻繁に行われる。日常の延長にあるのに、訪れるたびに新鮮な発見があるのが最大の魅力だ。

 

 

  • 営業時間:10:00–22:00(無休)
  • 住所:ソウル特別市 ソンドン区 ヨンムジャン5ギル 20
  • Instagram:@sceneseoul_official

 

AOESAK(アオサク)

 

「Life Care」をテーマに、暮らしをまるごとデザインする新鋭ブランド。店内はまるで現代美術のギャラリーのように構成され、香り豊かなソープや上質なタオル、空間に彩りを添えるリネンや小物が整然と並ぶ。

 

 

シンプルで上質なライフスタイルを求める層に強く支持されており、実際に触れることでその世界観を肌で体感できる場所だ。

 

 

  • 営業時間:12:00–21:00(無休)
  • 住所:ソウル特別市 ソンドン区 ヨンムジャン9ギル 14 1F
  • Instagram:@aoesak_official

 

Good People(グッドピープル)

 

まだ大手メディアにはあまり登場していない隠れ家的な雑貨店。店内を彩るのは、ひとつひとつ手編みされた花のモチーフや、温かみあるクロシェ小物たち。

 

 

日常に小さな可愛らしさを添えてくれるアイテムばかりで、持ち帰った瞬間に“ここでしか出会えなかった”と感じさせる。聖水の中でもローカル感を色濃く残す一軒である。

 

 

  • 営業時間:未掲載(訪問前に要確認)
  • 住所:ソウル特別市 ソンドン区 ソウルスプ2ギル 38-1
  • Instagram:公式アカウント未確認

 

狎鴎亭(アックジョン)

ラグジュアリーブランドの旗艦店が並ぶ江南エリアの中でも、再び熱を帯びているのが狎鴎亭。ここでは国際的なハイブランドとローカルの新興ブランドが隣り合わせで展開し、買い物以上の“体験”ができるスポットとして進化している。

 

ATiiSSU(アティッシュ)

 

ジェントルモンスター系列から登場した新たなヘッドウェアブランド。クラシックなキャップから、まるでアートのような立体的フォルムの帽子まで、従来の“被る”イメージを覆すラインナップを展開。

 

 

ドサン公園周辺の店舗は、インテリアや空間そのものも見どころで、ショップを訪れること自体が体験になる。

 

 

  • 営業時間:11:00–21:00
  • 住所:ソウル特別市 江南区 アプグジョン路46ギル 44
  • Instagram:@atiissu

 

sinoon(シヌーン)

 

ソウル発のファッション&雑貨ブランド。ガーリーな色づかいとユーモアのあるデザインが特徴で、特にロゴ入りのトートバッグはブランドの代名詞。

 

 

狎鴎亭の旗艦店は白を基調とした爽やかな空間で、服と小物の世界観をトータルで楽しめる。普段使いしやすい価格帯も人気の理由。

 

 

  • 営業時間:12:00–20:00(無休)
  • 住所:ソウル特別市 江南区 アプグジョン路42ギル 47
  • Instagram:@sinoon.official

 

ノ・ヨンヒの器(ノ・ヨンヒエ クルッ)

 

韓国の陶芸家ノ・ヨンヒ氏の手による器をはじめ、作家とコラボレーションした一点物が揃う専門店。どれもここでしか手に入らない希少な作品で、クラフト好きの旅行者には見逃せない場所だ。

 

 

カフェが併設されており、作品に触れた後はゆったりとお茶を楽しめるのも魅力。アートと日常の境界を行き来するような体験が得られる。

 

 

  • 営業時間:11:00–20:00(月・火 定休)
  • 住所:ソウル特別市 江南区 宣陵路147ギル 68-5 B1
  • Instagram:@roh02stableware

 

梨泰院(イテウォン)

国際色豊かな街として知られる梨泰院は、ここ数年やや落ち着きを見せていたが、いま再び注目が集まっている。SATURやノースフェイス韓国限定のホワイトレーベルなど、人気ブランドの在庫が比較的豊富に揃うのも特徴。新規ショップやカフェも続々とオープンし、ソウルの“回遊ルート”に欠かせないエリアとなっている。

 

asif CALIE(アズイフ・カリエ)

 

“ニューY2K”を体現するスタイルで人気急上昇中のファッションブランド。クロップド丈や鮮やかなカラーリングなど、Z世代のリアルなムードを切り取ったデザインが並ぶ。

 

 

ショップは地下に位置し、ショールームのように洗練された空間構成。ソウルの若者のエネルギーを凝縮したような店だ。

 

 

  • 営業時間:未掲載(公式SNSで要確認)
  • 住所:ソウル特別市 龍山区 イテウォン路42ギル 56 B1
  • Instagram:@asif_calie

 

Cercle 漢南(セルクル・ハンナム)

 

一軒家を改装した大規模カフェ。高い天井と大きな窓から自然光が差し込み、明るく開放的な空間を演出している。週末にはブランチ目当ての来店も多く、食事もカフェ利用も可能。

 

 

空間設計と料理の両方で“映える”要素が盛り込まれ、韓国らしいライフスタイルを感じられる。

 

 

  • 営業時間:11:00–20:00(月・火 定休)
  • 住所:ソウル特別市 龍山区 イテウォン路 223-5 4–5F
  • Instagram:@cercle__hannam

 

PAUL HAN(ポール・ハン)

 

2025年3月にオープンしたばかりの、梨泰院エリアの新星。アーティストであるPaul Han本人の作品を中心に、手作りのアクセサリーや選び抜かれたアンティーク雑貨、さらに元々はメンズのテーラーを営んでいた彼らしく、メンズのファッションアイテムまでが揃う。ギャラリーとショップの中間のような空間で、日常にアートを取り入れる感覚を体験できるのが魅力だ。

 

 

まだ日本人観光客にはあまり知られていない隠れ家的存在で、訪れることで“発見の喜び”を味わえる。感度の高い旅行者にこそおすすめしたい一軒である。制作の現場やショップの様子をオシャレに収めたInstagramも人気だ。

 

 

  • 営業時間:未掲載(公式SNSで要確認)
  • 住所:ソウル特別市 龍山区 ボグァン路 119 1F
  • Instagram:@paulhan_shop

 

RAIVE(レイヴ)

 

洗練されたシルエットと日常に溶け込むクリーンなデザインで人気のブランド。梨泰院の店舗はフロアが広く、展示やフォトスポットが用意されるなど“見せる”工夫が随所にちりばめられている。

 

 

国内外のモデルやアーティストが着用することも多く、訪れればトレンドの輪郭を体感できる。

 

 

  • 営業時間:11:00–20:00
  • 住所:ソウル特別市 龍山区 イテウォン路 237
  • Instagram:@raive_studio

 

おすすめの回遊モデルコース

ソウルを一日で立体的に楽しむなら、エリアをまたいで“回遊”するのが正解。ここでは午前・午後・夜に分けたおすすめコースをご提案。

 

午前|聖水で“新しい暮らし”を体感(滞在:約2〜3時間)

「Scene」で朝のコーヒーを飲みながら2階のセレクトをチェック、その後「AOESAK」でライフケアアイテムに触れる。余裕があれば「Good People」でクロシェ雑貨を探す。散策しながら回って合計2〜3時間がちょうどよい。

 

午後|狎鴎亭で洗練と感度をアップデート(滞在:約3時間+移動30分)

聖水から狎鴎亭までは地下鉄で約30分。「sinoon」でロゴトートを手に入れ、「ATiiSSU」でヘッドウェアを試す。さらに「ノ・ヨンヒの器」で器とカフェを楽しめば、狎鴎亭の洗練を堪能できる。エリア全体で3時間程度を見込むと安心。

 

夕方〜夜|梨泰院で国際色とトレンドを拾う(滞在:約3〜4時間+移動20分)

狎鴎亭から梨泰院へは地下鉄やタクシーで20分前後。「RAIVE」で最新ルックを体感し、「Cercle 漢南」で夕暮れのブランチやカフェ休憩を。夜は「asif CALIE」でY2Kファッションをチェックし、最後に「PAUL HAN」でアートと雑貨を物色すれば、その日の旅が“ソウルの今”で締めくくられる。

 

いつ行っても最旬。自分だけの“ソウル”をアップデート

ソウルを旅するなら、ただ一つのエリアに滞在するのではなく、街ごとに回遊するのがおすすめだ。聖水で新しいライフスタイルに触れ、狎鴎亭で洗練とクラフトに出会い、梨泰院で多様な文化とトレンドをキャッチする——その流れこそが、ソウルの“今”を肌で感じる最短ルートである。掲載の営業時間や営業日には変動が多いため、訪問前に各公式Instagramで最新情報を確認しながら、自分だけの“旬のソウル”をアップデートしてほしい。