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2018.06.13

コラムVol.92『現代のバーバリーチェックスタイル』

  • Category FASHION

 

 

「旬な柄」

 

 今季のストリートは柄の勢いが凄まじい。柄on柄の着こなしも人気を集め、エネルギッシュにオシャレを楽しめるシーズンとなっている。中でも注目を集めたのは「バーバリーチェック」。昨年の秋から、グレンチェックを筆頭にチェックブームが起こっており、クラシックなバーバリーチェックもその流れを受け話題の的となった。

 

 

 

「元祖チェック柄はこうして生まれた」

 

 しかし、BURBERRYが昔初めてファッションアイテムにバーバリーチェックを落とし込んだ時、人々の注目は集まらなかったのである。果たして、何がきっかけで人気に火が付いたのだろうか。その答えは、1964年の東京オリンピックに隠されている。大会出場のため来日していた英国女子選手が、チェックの裏地がよく見えるように、バーバリーのトレンチコートを持ち歩いていたのだ。その光景を見たメディアが「これは良い!」と取り上げ、瞬く間に人気を確立。後に、傘やバッグ・スカーフなど、様々なファッションアイテムに展開されるようになった。

 

 

 

「モダンなスタイルに」

 

 そんなバーバリーチェックの良さは、現在のミレニアム世代(1981〜1996年に生まれた層)によって再解釈されている。ブリティッシュで上品に仕上げるスタイルから、カジュアルなアイテムと組み合わせるモダンなスタイルへと変化したのだ。

上品という枠を脱したバーバリーチェックは、今季小物で取り入れるのが人気。王道な柄であるがゆえ、小物でも十分存在感を発揮できる。また、近年、ボアやキルティングのように裏地のデザインが注目され表面に出てくる傾向があり、トレンチコートもまたそうである。ファッショニスタたちは、コートを斬新にも裏返しに着て、トレンチコートとバーバリーチェックのマッチングを楽しんでいた。

 

 

 

 

 バーバリーチェックは都内の古着屋で取り扱っているところも多く、手が伸ばしやすい存在になっている。せっかく柄物ブームが訪れているのだから、あなたも一度バーバリーチェックの魅力を感じてみてはいかがだろうか。

 

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