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2018.02.05

コラムVol.80『大御所のイメチェン』

  • Category FASHION

 

 

「注目すべきは大御所プリント」

 

 近年、ストリートで最も浸透したトレンドといったらノームコアスタイル。シンプルさが追求され、多くの人が無地のアイテムを身に着けるようになった。しかしグレンチェックやストライプなど、今季は柄物も人気を集めている。中でも、冒険心溢れるファッショニスタ達に注目された柄が「レオパード柄」だ。決して珍しい柄ではなく、むしろアニマル柄の中では大御所的存在。ただ、一歩間違えれば大阪のおばちゃん、、、とスタイリングには少し抵抗がある。そんなレオパード柄は今季、強さや派手さとは少し違った表情を見せている。

 

 

 

「ギャップに惹かれる」

 

 ここ数年はDiorやBURBERRYなどのハイブランドコレクションでも、アニマル柄旋風が起こっている。アニマル柄の中でも特に代表的なレオパード柄を、コートやドレスなどメインアイテムへ大胆に取り入れることにより、この柄が今でもマストプリントであると証明した。その衝撃が今季日本にも現れ、「nano・universe」、「Ungrid」、「H&M」など多くのショップでレオパード柄のファーコートを目にした。主張が強い柄だが、ファーに取り入れることで可愛らしさ、フェミニンさがプラスされる。“意外と可愛い”というギャップが抵抗感を解消し、人気を集めたのだ。

 

 

 

「ちょい見せでワンポイント」

 

 一方、東京ストリートではレオパード柄の“ちょい見せ”スタイルが流行中。インナー、スカート、靴、バッグなどで、さりげなく取り入れている。また、ファーポケットをレオパード柄にしたコートを着て、スタイリングのワンポイントにしている人も目立つ。これらのアイテムには無地やモノトーンなど色味のない、いたってシンプルな物を合わせている人が多い。レオパード柄を派手に演出というより、ノームコアとの調和を大事にしたスタイリングといえる。

 

 

 

 

 かつては攻撃的で派手な印象の柄だったが、時代の変化とともに手に取りやすい柄になった。それは、ファッショニスタ達が表現したいものが変化してきたからだといえる。必要とされているのは強さだけではないのだ。今後もレオパード柄をどのように使いこなしていくか、目が離せない。

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