2017.02.14
アニメ聖地巡礼によって拓かれる新たな文化資源と千代田区の活性化
- Category culture
共立女子大学 主催 シンポジウム
アニメ聖地巡礼によって拓かれる新たな文化資源と千代田区の活性化
共催:千代田区観光協会、神田明神 後援:千代田区、東京商工会議所 千代田支部
平成29年2月8日(水) 神田明神にある祭務所地下1階で、共立女子大学主催のシンポジウム「アニメ聖地巡礼によって拓かれる新たな文化資源と千代田区の活性化」が開催された。
『ラブライブ』をはじめとするアニメの聖地として、熱狂的なアニメファンや多くの観光客が押し寄せている神田明神を筆頭に、千代田区には映画やアニメ、文学作品、テレビドラマなどの聖地巡礼スポットが数多く点在し、その数は全国1ともいわれる。
こうしたコンテンツツーリズム(コンテンツの舞台である土地を訪れる観光行動)が地域活性化に果たす役割も、今や無視できない程大きなものとなっている。
そこで、今回はアニメ聖地巡礼者、アニメ聖地の当事者、観光をプロモートするそれぞれの立場から、こういった現象を検証・分析し、「聖地巡礼」をきかっけとした千代田区の地域活性化についての展望を考えるため、コーディネーターに、共立女子大学 文芸学部 教授の北村弥生先生、パネラーには、東京電機大学 准教授の矢口博之氏、神田明神 権禰宜 岸川雅範氏、千代田区観光協会 事務局長 吉田康雄氏の3者を迎え、お話をうかがった。
矢口博之 氏 |
岸川雅範 氏 |
吉田康雄 氏 |
共立女子大学 文芸学部 北村弥生教授担当ゼミナールでは、これまで学生たちによるコンテンツツーリズムの基礎研究を進めてきたが、「ぐるり千代田アニメ聖地篇2017」という千代田区にあるアニメ聖地の代表的な10駅を選んで解説付きで紹介したガイドマップも、その成果として完成させ披露した。
北村弥生 先生 |
共立女子大学 北村ゼミの学生たち |
共立女子大学では、この文芸学部だけでなく、その他の学部も常に今社会で起きていることを題材に、授業やゼミで柔軟に取り組む姿勢がうかがえる。千代田区には、国会議事堂もあれば、オタクの聖地アキバもあり、堅いモノと柔らかいモノが混在する面白い地域でもある。ある意味そのどちらも日本の中枢であり、両者を知る事が今後の日本の発展にとっても重要なことだ。
千代田区にある大学が率先してこうした取り組みをする事は、地域の活性化のみならず、今後の日本の発展にもつながっていくことと期待して応援したい。
【style-arena.jp】Street Style 担当
Tokyo Street Style