スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

2020.01.10

最終プレゼンテーション |ベンベルグ®ラボ第10講

  • Category CULTURE

 

 

<ベンベルグ>ラボ第10講は、その集大成となるプレゼンテーションを行いました。受講生には、これまでの座学や工場視察で学んだことを個々にまとめ、<ベンベルグ>の新たな可能性や繊維産地の活性化に繋がる提案をしていただきました。

 

 

 

学びの集大成 最終プレゼンテーション

 

完成度の高いプレゼンテーションの連続に、関係者一同感嘆するばかりです。受講生の真摯な思いがひしひしと伝わる充実した時間となりました。

今回のプレゼンテーションでは、そのすべてに共通するメッセージがあることに気がつきました。それは「サステナブルへの意識や理解を変えていきたい」という思い。それぞれ表現方法は異なりながらも、伝えたい思いの方向性は同じなんだとラボメンバーのプレゼン内容から感じることができました。

 





 

 

今回のプレゼンテーションで発表されたテーマ

 

  ・ファッションを通して「生分解」を体験する

  ・作り手視点と産地視察の意義

  ・ベンベルグとサステナビリティ

  ・消費者への架け橋としての販売員・EC

  ・光るベンベルグ

  ・ベンベルグラボに参加して環境配慮市場の穴場

  ・エンターテイメント業界と旭化成の可能性

  ・Bemberg 100% Brand




第2期受賞者発表!


どれも素晴らしいプレゼンテーションでしたが、旭化成株式会社、産地の学校事務局、日本ファッション協会、代表者9名による厳正な選定を行いました。今期は、旭化成株式会社から旭化成賞、産地の学校から産地の学校賞、日本ファッション協会から日本ファッション協会賞とそれぞれの審査基準に基づいて、各賞の受賞者を選出させていただきました。



旭化成賞 : 高橋空さん「消費者への架け橋としての販売員・EC」


審査基準:
ベンベルグの特長・特性を理解しているか、ベンベルグの各産地とのかかわり方を自らの視点で見学・考察しているかを審査する。

受賞理由:
産地遠征を通じ、繊維業のサプライチェーンと消費者をつなぐ販売員やECの重要性に気づく。自身の経験もふまえながら、販売員とECの現状や課題を分析し、その具体的な解決策を提言する。

 

産地の学校賞 : 荻野智生さん「作り手視点と産地視察の意義」


審査基準:
繊維産地の活性に繋がるようなアイデアあるプレゼンテーションであるかを審査する。アイデアには実行現実性を重要視する。

受賞理由:
産地視察で生産工程を知ることの重要さと楽しさを学び、山梨のまちおこしに感銘を受ける。産地の技術や思いを理解し消費行動に移せる倫理観のある消費者の育成を提言。その方法として、生産工程を体感できる産地視察の重要性を説く。

 

日本ファッション協会賞 : 塩澤僚子さん「ベンベルグとサステナビリティ」


審査基準:
企画の意図やメッセージが伝わるプレゼン力と、ラボの意図を理解して、未来に向けての時代性・先進性が考えられているかを審査する。

受賞理由:
<ベンベルグ>ラボを通して、ものの価値とは何かという疑問と、いいもの(いい服)を大切に長く扱うことの重要性に気づく。そこで、webやSNSを使い、若者に向けた価値情報の発信(価値を知るきっかけ作り)を提案する。

 


7月のスタートから約5ヶ月間、全10講に渡って行われた第2期<ベンベルグ>ラボ。<ベンベルグ>を通じて、繊維産業への理解の深まりはもちろんですが、サステナブルへの関心やものづくりの工程など多くの知識を得ることができたようです。学生の参加が多かった今期は、今後目指す目標を共有できる仲間に出会えたことがなにより一番の収穫になったのではないでしょうか。この貴重な出会いを生かして、今後の活動に繋げて欲しいと思います。

 

 

 

 

関係者の感想


講義を終え、受講生や関係者の方々に感想を伺いました。


<産地の学校主宰 宮浦さん>
全てのプレゼンテーションを聞き終えて、10 講に及ぶこれまでのプロセスが間違いではなかったと実感することができました。それくらい素晴らしいプレゼンテーションを見せてもらいました。改めて<ベンベルグ>ラボの存在の意味を感じています。

 

<旭化成 繊維マーケティング室室長 近野さん>
第2 期<ベンベルグ>ラボは、思いを伝えたい人たちにどうすれば伝えることができるのかを考えるプレゼンテーションが多かったのが印象的です。世相を反映したことや、学生が多かったのも理由として挙げられるのではないでしょうか。社会人が多かった第1 期とはまた違う刺激をいただくことができました。

 

<旭化成 繊維マーケティング室 瀬戸さん>
受賞した人も出来なかった人も、みなさんとても良く勉強されていて素晴らしいプレゼンテーションでした。大切なのは<ベンベルグ>ラボでの学びとネットワークです。今後皆さんの志を達成するためにも使って欲しいと思います。

 

<受賞者の声>
ラボを通して<ベンベルグ>の良さを知れたことが大きな収穫です。サステナブルだから買うのではなく、いいものを買ったら実はサステナブルだったというのが購買意識の理想形だと思います。<ベンベルグ>なら、その理想を可能にしていくことが出来るのではないかと期待しています。(高橋さん/大学生)

 

大学では学ぶことのない、ひとつのモノが出来るまでのプロセスを実感することができました。また、服飾専門学校生や産地の学校生など、これまで関わることのなかった方々と話すことができて視野が大きく広がりました。(荻野さん/大学生)

 

最初は専門用語も多くてついていけるか不安でしたが、まわりの人が助けてくれたり、積極的に質問することでしっかり学ぶことができました。また、サステナブルな取り組みをしたくても、何をしたらいいのか分からなかったのですが、<ベンベルグ>ラボの講義を受けたことで、メディアを使って消費者の意識を変えてみたいと思うようになりました。(塩澤さん/大学生)

 

 

ベンベルグ®ラボについて

 

繊維・アパレル産業に携わる人材の発掘と育成、産地が抱える課題の明確化やプロジェクト支援など、繊維産業の活性化に向けて様々な取り組みを行なっている「産地の学校」。その主宰を務める(株) 糸編・代表の宮浦晋哉氏の活動に感銘を受け、2017 年に旭化成(株)が産地の学校と共同で産学連携プロジェクト<ベンベルグ>ラボを立ち上げました。

 

 

産地の学校 http://sanchinogacco.com/

旭化成株式会社 キュプラ ベンベルグ® https://www.asahi-kasei.co.jp/fibers/bemberg/

※ベンベルグ®は旭化成の再生セルロース繊維・キュプラのブランドです。

コンテンツをロード中