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2018.10.19

小西麗のあれが好き ~革靴~

  • Category FASHION LIFESTYLE

 

 

 

 

金木犀の匂いってなんだかそわそわする。ちいさな橙のつぶつぶした花をみつけると秋の準備を思い出す。帰ったら、革靴をぴかぴかにしなければ!

 

マスキュリンなおじ靴が好きだ。レースアップも、ブーツも、ローファーも、男の人の履く、これ見よがしなサイズとは違う、かといってあんまり小さなサイズでも可愛くない。大人になった女の履く綺麗な革靴は素敵だ。つるんとしたハイカットのブーツは秋口にぴったり。むくんだ足首には絶対に履きこなせない、黒いあのブーツを履く女性をみかけると季節の変わり目を目撃した気分になる。

 

今年は、夏の盛りにごろんとしたLoakeのラバーソールローファーを買ってしまった。秋が待ちきれないで、履き慣らしのためと言い訳しながら涼しい日にこっそり履いてみた。じんじんとする踵と指さき。革靴、特にローファーは洗礼があるのだ。いたい。めちゃくちゃしんどいお出かけになるけれど、ふと平気になる日が来る。あれっ、痛くないぞ!と気づいたときの愛おしさは格別で、可愛いお靴を撫でまわしてやりたい。しかも、新しくむかえたローファーは、タッセルローファーなのだ! かわいい! タッセルってなんであんなに可愛いんだろう。タッセルにも弱い。

 

 

 

革靴を愛するみなさんは、シューケアセットをお持ちだろうか。恥ずかしながら、私は先日ポチった。3000円ほどの入門キットだけれど、磨くと違う! 全然違う! 靴箱に革靴が眠る人はみなポチるべき品だった。特に、クリームで磨いたガラスレザーの感動よ。本当にぴかぴかになり、買いたてよりも輝くのだ。ついでにお財布なんかもふきふきすると、息を吹き返すのでぜひやってみてほしい。

 

 

秋は一番ウィンドウショッピングが捗る季節だ。ニットにペンシル型のロングスカート、すとんとした太めのデニムを折り返して、白Tとスカーフを合わせるのもいい。無限に広がる妄想は本当に楽しい。素敵な靴を買ったら、まず靴下を新調してみてほしい。お洋服と比べるとうんと手頃に今年の雰囲気を取り入れられて、いつも通りのワードローブも新鮮に映ること請け合いだ。10月、私はあたらしいタッセルローファーに合わせるお洋服を想像しながら街を歩いている。

 

 

 

 

 

 

モデル・ライター

小西 麗

Urara Konishi

ファッションモデルを経て、編集・ライター。三度の飯とブロマンスが好き。趣味はシール集めと模様替え。共著に『何処に行っても犬に吠えられる〈ゼロ〉』(百万年書房)、モデルから企画・編集を手がけたZINE『溶けかけのアイスクリームロマンス』。コンタクトはSNSアカウント記載のメールアドレス、もしくはアトリエMIRAIへ⇩

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