スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

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2017.12.12

コラムVol.75『ふわモコを着よう』

  • Category FASHION

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「今年も登場」

 

 この時季のトレンドとして話題になるのがファーである。ファーアイテムの傾向は年ごとに違ってくるが、昨年はバブーシュやクラッチバッグの人気が高かった。全体をファーにするのではなく、ファーをアクセントとして一部分で取り入れていたのだ。今年は更にアイテムの幅が広がり、コートのポケットやニットの袖など、服のデザインとしてファーを取り入れているのが目立つ。一部分だけでもしっかりと存在感を出しているのは流石だ。しかし冬のファーアイテムとして押さえておきたいのはやはり「ファーコート」だろう。このアイテムが今季、密かに盛り上がりをみせている。

 

 

 

「チェックすべきファーコート」

 

 海外の2017A/Wコレクションで話題になったのは、毛足が長めのファーコート。コートの丈もロングで存在感は抜群に高い。ただ日本のストリートで話題を呼んだのはまた別のファーコートだ。そのコートが登場したのが、今年の9月、東京表参道ヒルズで開催されたVOGUE FASHION NIGHT OUT 2017。数多くのブランドが集結した中、ひときわ賑わいを見せたのが「Lemonplet by Choyo」だ。ファーアイテムを中心としたオートクチュールブランドChoyo。そこが今年セカンドブランドとしてLemonplet by Choyoをリリースした。ファーアイテムがメインで、特徴としては、毛足の短いエコファーに、豊富なカラーバリエーションが挙げられる。“着膨れする”というファーコートのマイナスイメージを逆手にとって、敢えてビックシルエットに仕上げている。まるでマシュマロを着ているかのようなキュートで柔らかい丸いフォルムがSNSで大変話題となった。

(画像出典:valmuer.com)

 

 

 

「今流の着こなし」

 

 Choyoのファーは豊富なカラーバリエーションが特徴的だったのに対し、ストリートで一足先に馴染んだのは、「キャメル」。ゴージャス路線ではなく、ジーンズやスニーカーを合わせ、カジュアルに仕上げるのが今流。また毛足が短く整えられていることにもメリットがあり、全体のフォルムが丸みをおびて見える。“毛(ファー)を着ている”という派手さや高級感は少ないものの、その丸みからファーの温かさやモコモコ感は伝わってくる。むしろオーバーサイズのアウター感覚で着られているような印象だ。

 

 

 

 

 一見スタイリングが難しそうな素材でも、ファッショニスタたちの感性や創造力により、身近でオシャレなものに変化してしまうのが近年の傾向だ。そして、ファーコートもかつては高級感の象徴のようなものであったが、よりカジュアルなものに進化した。どこにでも着ていけるアウターに、ファーが今年新たに加わったのだ。

 

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