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2024.02.26

雨降るランウェイにダンス!?迫力のワークマン24年春夏発表会。

  • #ウィメンズ
  • #メンズ
  • #ワークマン
  • #展示会レポート

 

「Stylish, Functional, forEveryday!」
~日常と、機能美と。~

 

“日常と機能美”をテーマに掲げ、「#ワークマン女子」という言葉で世間を席巻し、今やファッション業界においても日本を代表する企業であるワークマン。2月某日都内にて、アパレル単独規模では最大の5,000㎡の会場で「ワークマン2024年春夏新製品発表会」が開催された。

 

ランウェイ上に雨を降らせる大迫力のステージや、「日本一有名な背中」と言われるTikToker(ティックトッカー)”ginjiro(銀次郎)”によるパフォーマンス、マスコミやインフルエンサーを約500名招き、クリエイターたちが動画制作し各々が配信するなど企画からPR戦略まで、独自的な試みが溢れていた。

 

今回はそんなすべてが規格外の「ワークマン2024年春夏新製品発表会」をレポート!

 

旭化成と共同開発のインナーから
待望のキッズ登場まで。

 

最初に大規模すぎる発表会の概要についてご紹介しよう。アパレル単独規模では最大級の広さの会場に、春夏の新製品が800アイテム揃ったという本展。群馬県発祥の、元々はワーキングウェア(作業服)が出自であるワークマンだが、会場に並んでいた職人用のPROウェアはごく一部で、その他の領域の幅の広さに驚かされた。

 

「#ワークマン女子」と呼ばれるウィメンズやメンズのカジュアルウェア、アウトドアウェアからキャンプグッズまでは予想の範囲であったが、ここからがすごい。旭化成と共同開発したインナー、待望のキッズウェアの登場、サウナグッズにHONDA(ホンダ)との異業種コラボ。さらには赤十字の災害救助の専門家と開発した防災ウェアまでと消費者の生活圏をほぼ網羅しているのではと思うほど。

 

 

雨ふるランウェイにダンスパフォーマンス。
機能性の高さを見せつけるランウェイに注目!

 

今回の発表会でのメインイベントの一つである、豪快で迫力のステージはアパレルのランウェイショーという枠を大きく超えたものであった。2024年の春夏新製品を身に纏ったモデルがコーディネートを魅せ、ウェアを着用したダンサーが激しいパフォーマンスとプロフェッショナルなダブルダッチを披露。そしてラストには、なんとランウェイに雨を降らせ、観客は貸し出された24年新作のレインウェアを着用して観覧するというものだ。

 

 

これらのパフォーマンスはすべて、ワークマンの商品の高い機能性を実際にアピールし、観客が体感することを目的のひとつとしているのだろう。ファッション性が高くとも防水・撥水に長けており、動きやすいということが非常にわかりやすく伝わってくる。

 

 

記者たちもワークマンのレインウェアを貸し出され着用し取材したのだが、その撥水性と軽さ、レインウェアに見えないデザインに驚いた。ワークマンの機能性への自信と発想力の溢れるパワフルなステージは、会場を見事に巻き込み観客を魅了した。

 

 

大ヒットアイテム多数の「#ワークマン女子」

 

今やワークマンのウィメンズのアイテムは、「#ワークマン女子 (WORKMAN GIRL)」というひとつのカテゴリとして多くの消費者に支持されている。

 

 

コンセプトは「『カコクな365日(にちじょう)を、ステキに変える。』ワークマンの機能があれば、ストレスを我慢ぜずに過ごせる。気持ちに余裕が生まれ、毎日がステキになる。これまで職人の過酷な環境を支えてきた機能で、 女性の365日(にちじょう)に寄り添い、応援していきたいと思います。」

 

人気の秘密はデザイン性とストレスフリーに過ごせる機能性、そして抜群のコストパフォーマンスだ。カジュアルな普段着からオフィスにも着ていけるフォーマルなアイテム、ヨガウェア、シューズやサンダル、インナーウェアまでと幅広くリリースされている。サイズ展開が豊富なところも嬉しいポイントだ。

 

 

旭化成と共同開発!
「シン・呼吸®するインナー」で夏場も快適に。

 

ワークマンと旭化成アドバンスが共同開発し、「シン・呼吸®する」冷感肌着シリーズをリリースする。夏を快適に導く「シン・呼吸®」する冷感肌着シリーズの最大の特徴は、世界で旭化成延岡工場でしか生産できない吸放湿素材「キュプラ」を採用し、生地が汗を吸い上げ空気中に放出するところだ。

 

 

その抜群の吸放湿機能に、高い接触冷感と肌に優しい滑らかさ、ストレッチ性を兼ね備え、それでいてキャミソールは税込780円、カップ付きタンクトップは税込980円と、価格においても高い優位性を見出している。ワークマンと旭化成の強豪タッグでしか生まれない高い商品力をもった、「シン・呼吸®するインナー」は2月中旬から順次販売予定だ。

 

 

メンズもおすすめのアイテムが満載!
女性にも着てほしい豊富なラインナップ。

 

「#ワークマン女子」の存在が台頭する中、メンズである「ワークマンプラス (WORKMAN Plus)」シリーズにも是非注目してほしい。コンセプトは「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」。アウトドア、スポーツ、レインウェアを専門としているが、もちろんタウンユースにも似合うアイテムばかりだ。

 

 

特に春夏はTシャツやシャツにハーフパンツ、ハットやサンダルなどいくつあっても嬉しいアイテムばかり。カラーバリエーションやサイズ、柄物も多数展開されている。オーバーサイズで女性が着ても可愛いデザインが多く、リンクコーデにもおすすめだ。

 

収縮性に長けたスーツや、キャンプ、釣り用などの本格的なアウトドアウェアも必見。いざ全て揃えようとすると大きな出費となるこれらのアイテムも、ワークマンであれば手頃に揃えることができる。まさに消費者のニーズを的確にとらえていると言えるだろう。

 

 

ワークマンの新テーマソングが爆誕。
TikToker「ginjiro」

 

ショーステージのラストを飾ったのは、「日本一有名な背中」と呼ばれる250万人フォロワーのTikToker(ティックトッカー)”ginjiro(銀次郎)”氏。

 

ショーはスクリーンに映し出されたカウントダウンからスタート。ステージ上に警備員やパン屋さんなどの制服に身を包んだダンサーたちが登場し会場を盛り上げる中、耳に残る「ワークワークワークマン」の大音量の音楽で、キレキレのダンスパフォーマンスを披露するginjiroが登場。

 

 

会場が一気に盛り上がりを見せたかと思うと、終盤前方の観客たちも共に踊り出し、まさにフラッシュモブのような展開に!ワークマンのテーマソングといえば、吉幾三氏の「風に吹かれて・・・」が有名であるが、現在らしい新たなワークマンの公式テーマソングの誕生した。ステージではTikTok撮影も行われ、この様子はワークマンの公式TikTokで公開中だ。

 

 

番外編?ついにここまで!「ワークマンサウナ」

 

ワークマンの事業拡大はついにここまで。ワークマンサウナを会場で発見!なんとサウナアイテムの5点セットを展開する。セットの内容は「トートバッグ」「サウナハット」「タオル」「透明巾着(5SET)」「サウナマット&巾着」で、なんと税込1,780円。メンズはブラックにイエロー、ウィメンズはピンクにホワイトの2カラーだ。この価格であればサウナ初心者も、手が出しやすいく嬉しいことは言うまでもない。

 

 

ワークマンの新作発表会には、驚きと新鮮な出会いが待っていた

 

高い製品開発の技術と、消費者ファーストのワークマンだからこそ、これだけ革新的で幅広い進化が可能なのかもしれない。そう思わせてくれた「ワークマン24年春夏発表会」。抜群の機能性とコストパフォーマンスに驚かされる商品ばかり。人気のアイテムは欠品するのも早いそうなので、ワークマンでお気に入りのアイテムを探したい方は是非早めに店頭やオンラインストアをチェックしてみてほしい。

 

そしてこれからも我々の生活にとって欠かせない”エッセンシャルブランド”として寄り添い続ける「ワークマン」の躍進から目が離せない。

 

 

※画像引用:一部ワークマンオフィシャル

 

Ayumi Fukushima

ファッションラバー。バイヤーを経験後、現在はディレクションをはじめ、エディター兼ライターとして広くて活動中。

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