スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

2017.04.07

ALBA ROSA LAB開設記念トークセッション「時代が選んだアルバローザの真実 」

  • Category FASHION

 

ALBA ROSA LAB 開設記念「アルバローザとその時代」

 

トークセッション「時代が選んだアルバローザの真実 」顧客・ショップ・デザイナーの視点から

 

2017年3月27日 ALBA ROSA LAB

 

 

モデレーター

渡辺明日香(共立女子短期大学教授)

 

 

パネリスト

浅田八千代(元アルバローザ ニットデザイナー)

奥野恵美子(ブランド初期からのファン)

山崎英子(元アルバローザ ショップマネージャー)

加藤るみ(株式会社アルバローザ 代表取締役社長)

 

 

 この3月、原宿のアルバローザビルの1Fに多目的スタジオ「ALBA ROSA LAB」を開設したのを記念し、3月27日〜4月2日の7日間、これまでのアルバローザの歩みを年表にした「アルバローザヒストリー」や、共立女子短期大学カラー&デザイン研究室所蔵のストリートスナップからアルバローザを着用している写真の展示。そして「アルバローザ・コレクション」から代表的なアイテムの実物展示も行った。

 また、初日と最終日には、モデレーターに渡辺明日香 共立女子短期大学教授を招き、ブランドとして全盛期の頃のデザイナーやショップ・マネージャー、ハードユーザー、経営者の立場である4人をパネリストにトークショーを開催した。

 

 アルバローザと言えば、=コギャル・ガングロ・ヤマンバといったイメージが強く、ギャルファッションの代名詞的なイメージを持っている人も多いと思うが、元々それはブランド側の意図したものではなく、1975年のブランド創設当初からの「日本にないリゾートカジュアルファッション」という概念が、若いファッションリーダーを中心に広がり、当時のガングロのギャルたちに飛び火したものだという。

 

 しかし、当時の109ブランドたちに比べ、アルバローザの服はけっこうお高い。それが何故、店のオープン前から行列を作るほど売れるようになったかという理由が、今回のトークショーで現物とデザイナーさんたちのお話を伺いながら知る事ができた。

 

 日本では出来ない、手編みのニットであったり、スパンコールを手仕事で縫い付けたりという手作業だけは海外生産だが、基本はすべてメイドインジャパンだという各アイテムは、かなり手が込んでいる。
生地もオリジナルが多く、パレオなどのプリントは11版ものシルクスクリーンを使用した手捺染だ。

 デザインも無難なものではなく、「これはどこで着ればいいの?」というような、今の市場に無く、新しさ感じるモノを目指していたのだという。

 現在のアパレルが市場をリサーチして売れるものだけを作っているのに対し、アルバローザでは、事前リサーチはせず、デザイナーたちが発想したものを、どうお客様と共に盛り上げられるかということを考えながらモノ作りをしていたのだ。

 

 こういった真面目なモノ作りをしているからこそ、着てみれば確実に分かる違いがあり、例え多少高価であっても、それが適切な価格なのだという事も理解できる。それがリピーターを呼び、いつしか行列ができるブランドへと成長したのだろう。

 

 今後アルバローザでは、このALBA ROSA LAB開設を機に、ファッションを主体としたブランドビジネスから、コトを通してブランドメッセージを発信するブランドへと事業基礎を転換する方針だという。様々な催事も企画しており、これからの動向が楽しみだ。

 

ALBA ROSA 公式サイト

コンテンツをロード中