Nagasu (age : 24/Student/153cm)
Hat (made by boyfriend) / Corsage (self made) / Riders Jacket (Belstaff ¥170,000) / Inner (from small local store ¥1,500) / Skirt (RagTag ¥5,000) / Boots (Private Label ¥30,000) / Earrings (Ichiro Momose ¥2,000 / Michal Negrin ¥9,800) / Ring, left hand (Kensscratch/Large ¥18,000, Small ¥7,800), right middle finger (Michal Negrin ¥6,800), Pinky (Satellite ¥11,500) / Bag (Saty ¥24,000) / Necklace (Michal Negrin ¥15,800)
2007年5月第5週 表参道

人が好きと、そう感じさせてくれる彼女。格好良い見た目とは逆に話していると可愛らしさが現れる。彼女の身に着ける手作りの帽子は独特のオーラを放ち、未完成の輝きを見せるのである。
アクセサリーはかなり重要!
―「見ているだけで幸せ」と、そう話す彼女が身につけるジュエリーがライトに照らされきキラキラする。窓ガラスの向こうに光るネオン看板が妙に馴染んでいる。24歳の彼女がやけに大人びて見えるのはなぜなんだろう。そんなことを思いながら話を始める。
―アクセの使い方がとても上手いなと感じ、やはりそこに目がいく。彼女のコーディネイトにはアクセサリーは欠かすことができない。スワロフスキーがたくさんついたネックレスにゆれるピアス、大ぶりのリングにメンズライクなハット。その日のコーディネイトによってそれは変化する。彼女にとってのアクセサリーとは“ときめき”だという。
―「この店自体に住んでみたいんです」と話してくれたショップが行きつけの『ミハイルネグリン』。デザイナーがイスライル人というちょっと変わったブランドで、主にスワロフスキーや真鍮を使ったものが多く、それは彼女のお気に入りなのである。
4、5年前から好きでずっと愛用しているこのブランドは、まめにチェックをしている。
―もうひとつのショップは、『ケンズスクラッチ』という渋谷にあるお店で、好きな理由はデザイナーさんが面白いろいから。話をしたくてお店に顔を出しにも行く。
ほかには意外にも上野“アメ横”のシルバーアクセサリーの店に、下町好きの彼氏に付き合って行ったりするようだ。
―実は今ではアクセサリーを作るまでになり、それもちょっと本格的なのである。中学生の時に洋服作りに目覚めたのがそもそものきっかけになる。それも全てが独学というのだから驚きでえある。最近ではコサージュや帽子を作ることが多いらしく、コサージュでは『ユナイテッドアローズ』から商品企画のお話まで頂いたという。
―もうひとつの帽子作りが現在のライフワークの一部になっている。彼氏が帽子作りをしていて(これも独学)、気がつけば一緒に始めていたようだ。彼との共同作業であるこの帽子作りを通しコミュニケーションをする。アーティストの空気が漂い彼女をまたかっこよく映す。作業をしながらの彼との時間はイマジネーションの源。お互いに認め合える何かが存在するからこそ源はなくならないのであろう。
人の輪に住んでいる…
―彼女には、人の輪が何重にもあり、その輪は彼の影響で増していく。
最近は彼のつながりで知り合った友人たちと交流することもしばしばある。
そんな友人の古着屋にはよくお邪魔する。それも閉店後の夜に。
その店内では、いつしか飲み会が始まるのである。
そのいわゆる古着Barに集う人々は年齢も職業も様々で、10代~40代まで、デザイナーから絵描きまでそれは多種多様。
人生の先輩からのお話は本当に刺激を受けるという。
―なにより店長は彼女が今まで生きてきた中で一番影響を受けた人物。
その生きざまに尊敬したという、“生きざま”の4文字は彼女によくお似合いだ。
贅沢に生きているわけではないけれど、毎日を幸せに生きている姿はいつしかの自分の像を重ねて見てしまう。そこには確かに現在の自分の理想の姿があるのだ。
―将来の夢は自分お店を持つこと。昼間は洋服屋で、夜はBarに変身するようなお店。
でも、それ以上に今思うことは“心を許してもらえる人になること”お金持ちにならなくてもいい、人の痛みをわかってあげられるそんな人になりたいんですと彼女は言う。どちらもうまくいきそうだなと私はそう感じた。
―キラキラしていてフリフリしているものが大好きだった少女はそれと対照的に確かな日々に憧れているようだった。
ひとつまみの夢を持ちながら、その夢を味付けするチャンスをうかがい、いつもの履き慣れた9cmヒールで転ばないように慎重に、でも格好良くいつもの道を歩いている。











